クレンジングの代用品は？代わりになるお助けアイテムを紹介

クレンジングの代用品にはなにが使えるの？

「クレンジング剤がない！」誰でも1度や2度はこんな経験があるのではないでしょうか？

買い置きするのを忘れてしまった、旅行に持っていくのを忘れてしまった…など、メイクが落とせなくて困ったという経験をしたことがある人もいると思います。コンビニに行けばクレンジング剤は手に入りますが、それすらめんどくさいという日もありますよね。

ここではそんな時に使える、身近なものでクレンジングする方法をご紹介していきます！

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クレンジング剤の代用品とは？

クレンジングの代用品のご紹介の前に、まずはメイクが落ちるメカニズムについて簡単にご説明しますね。クレンジング剤でメイクが落ちる仕組みを理解すれば、代用としてどんなものが使えるのかも分かってくると思います。

メイク汚れや皮脂汚れを毛穴や肌表面から浮かせているのは、実はそのほとんどが油分なのです。少し意外ですよね。肌に油分を多くつけたら、かえって毛穴に汚れを詰まらせてしまいそうとも思いますが… そうではないのです。

油分、つまり皮脂やメイクは、同じ油に馴染みやすいという性質を持っています。油分が多いものほどメイクも落ちやすいのです。ということは、油分が含まれている物ならばたいていのものは代用可能ということになります。

そのため、クレンジングの代用品を探す時は自宅にある油分を含むアイテムを見つけることが大事です。身近でクレンジングできるものにはどんなものがあるのか、もっと具体的に見ていきましょう。

調理用の植物オイルもクレンジングに使えます。オリーブオイルなどは高い美容効果があるので特におすすめです。サラダ油も植物オイルをブレンドしているものが多く、クレンジングに使用することができますが、独特の風味が残ってしまうこともあります。

食用のオイルは風味を第一に考えて作られているため、肌に対する不純物が混じっていることも多いのですが… あくまで代用として使う程度であれば大きな肌トラブルには繋がりにくいと考えられます。

油分が含まれる乳液もメイクを落とすことができます。肌用に作られたものですから刺激も受けにくく、安心して代用できるアイテムの一つと言えます。

ハンドクリームやニベアなどのスキンケアクリームをクレンジングの代用として使うこともできます。また化粧水後に使うホホバオイルなどの美容オイルもクレンジングの代用として使うにはおすすめですよ。

ボディーケア用として使われるベビーオイルもクレンジングの代用品として使えます。ベビーオイルは主にミネラルオイルでできているものが多いです。ミネラルオイルとは石油から作られる、いわゆる鉱物油のことです。

こう聞くとあまり良いイメージを持たれないかもしれませんが、肌につけるオイルや化粧品に使われているものは不純物を取り除き高度に精製したもの。安定性があり、安全な成分の一つなんですよ。

ワセリンもミネラルオイルの一つです。医療の現場では優秀な保護オイルとして利用されています。肌に浸透することがないため、成分による肌のトラブルも起きにくいオイルです。

ただし、テクスチャーがやや硬めなのでクレンジングのしにくさはあります。

通常のクレンジング剤にはメイクを浮かせる油分の他にもう一つ、重要な成分が配合されています。それが界面活性剤です。界面活性剤は油と水が分離しないように混ぜ合わせてくれる作用のある成分です。

メイクを洗い流すには、汚れが馴染んだ油分を水と馴染ませて落としてくれる界面活性剤は必須になります。

しかし上記に挙げた代用品には界面活性剤は含まれません。つまり、メイクを浮かせることができても、その油分は肌に残ってしまうということです。それではメイクを落としたことにはなりませんし、肌トラブルに繋がってしまいます。

そのため代用品でクレンジングする場合は、いつもと違ったやり方や、そのあとのケアが非常に重要になってくるのです。

通常はクレンジング剤をメイクと馴染ませたら、そのまま水で洗い流しますが、クレンジング剤の代用品ではメイクと肌に残った油分を洗い流すのは困難です。

そのため、コットンやティッシュで拭き取ってしまうことが大切です。拭き取りを行う時は、コットンに化粧水を含ませて優しく拭き取っていきましょう。

軽いメイクなら化粧水を使った拭き取りだけで十分に落とすことができます。ただし、どうしても摩擦による刺激が入ってしまうので、クレンジング後や翌日のスキンケアは入念に行いましょう。

クレンジング剤を使わない分、しっかりと洗顔をして肌の油分を落としましょう。オイルのベタつきが残っている場合は何度か洗顔するのがおすすめです。

洗顔のし過ぎは乾燥を強めますので、ほどほどにと言いたいところですが、念入りに洗顔しないとメイクと油分が肌から落ち切らないと思います。洗顔はしっかりと行うようにして、洗顔後の保湿ケアは入念に行いましょう。

最近のコスメは高性能なものが多く、ウォータープルーフ製品やキープ力の高いコスメ・日焼け止めなどはクレンジング剤の代用品では綺麗に落とせない事もあります。

美容オイルや台所オイルならある程度のメイクを落とすことができますが、オイルのベタつきが落ち切らず嫌な気分になることも・・

クレンジング剤を常備しておくのを忘れやすい人は、いざという時の為にクレンジングシートなどを持っておくと安心ですね。

メイクをしたまま寝てしまうのは肌にとって一番の負担です。一晩メイクをしたまま寝てしまうだけで、肌年齢は何歳も上がってしまうと言われています。

クレンジング剤がない場合でも、メイクが落とせる代用品があるなら使った方がベターでしょう。

ただし、それらはメイクを落とすために作られたものではありませんから、肌に負担がかからないというわけではありません。また肌に油分が残りやすいというデメリットもあります。

あくまでもクレンジング剤がない時の応急処置として利用するようにしましょう！